桜丘高等学校の卒業式が2月28日に行われ、3年音楽科生徒、父母とのお別れをし門出を祝いました。
今年の卒業生9名中の5名は桜丘中学から高校音楽科に上がってきました。
「桜丘中学音楽実技専攻生」の名前がついた学年。
人数が多かったので、卒業アルバムにこの5名をのせる時に、現在の高等部主務の柴田先生が、
どんな名前 を付けたらよいかを尋ねられ、考えてついた名前でした。
卒業式では、「卒業の歌」で、3年間リーダーを行った舛井美琴が指揮をし、ピアノ専攻を3年間引っ張った加藤みなみがピアノを弾 き、
音楽科総代は、佐川由梨奈が務めました。
舛井と佐川は私が声楽を5年間担当した生徒。舛井は中1の時から混声合唱部に所属しており6年間を共にしました。
彼女は立派に指揮をして、桜丘の6年間を表現していました。私の指揮の癖が移っているところにも大きな喜びを感じました。
佐川は高校の入学式で「新入生代表誓いのことば」を言わせていただいた生徒。最後の総代も立派に行ってくれました。
彼女たちは愛知県立芸術大学を受験するので、まだまだ学校に通いレッスンを受ける日々が続くので卒業という感じではありませんでしたが、
3年前の桜丘中学での卒業時に、舛井が指揮をして、佐川がピアノを弾いたことが昨日のように思い出されて切ない気持 ちがしました。
在校生の送辞の歌も、2年音楽科の伊藤椋祐が指揮をし、丸山寧々がピアノを弾いて全体をリードしてくれました。
「いつもおなじ 季節なのに 少し切ないのはなぜ」
これは、平成26年度NHK全国音楽コンクールの課題曲になった「桜の季節」の最初のフレーズです。
EXILEのATSUSHIさんが作詞・作曲をしました。
合唱団SakuraCantabileが誕生してすぐにテーマ曲として歌った曲でもあります。
桜丘中学校の今年の卒業式で、この曲が「卒業の歌」として歌われるようです。
指揮もピアノ伴奏も、桜丘中学音楽実技専攻生の2人です。
指揮者は小3の頃から私の元で歌をうたっているからか、すでに私の癖が移っています。
季節が繰り返され音楽をとおして成長する生徒たちのドラマが1つ終わり、また1つ始まる。
全身全霊をかけて歌を教えるということは、自分が生徒たちに自分の技術も心もほとんど与えてしまうことだと自覚した卒業式でした。
3年間の思い出も、私たち教師を感動させる強烈なものがありますが、6年間はもっとすごいと思いました。
切ない気持ちがいっぱいですが、教師をしていて本当に良かったと感じられる日でした。(記:吉村純)