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2022.05.25

学校行事

28期生(3学年)東北修学旅行

28期生 東北修学旅行 5月9日(月)~12日(木)

コロナ禍に加え、地震を気にしながらの東北修学旅行となりました。だからこそ、開催できたことに大きな喜びと感謝をみんなが感じています。

桜丘中学校修学旅行として初めての東北。「これまで中学校で学んできた総合学習(自然環境・異文化・人間関係)・集団生活の集大成として、学年生徒・教師で寝食を共にする中で実践的に学び、絆を深める」という目的を国内でかなえてくれる場所として決めました。

実際に宮城県の気仙沼大島の美しい海と山の風景の中で、子どもたちはシーカヤック、トレッキング、牡蠣イカダ体験、ゆずジャム作りといった体験プログラムに取り組みました。思いがけなく、三陸新報という地元新聞の取材を受けたりもしました。トレッキングでは、ガイドをつとめて下さった方が、かつて桜丘高校和太鼓部が気仙沼大島の和太鼓愛好家の皆さんと交流した際にも関わっておられたのとのことで、後日お手紙まで頂戴しました。

さらに気仙沼市の震災遺構伝承館や南三陸の旧防災庁舎を目の当たりにし、美しい海の別の側面、その脅威を実感し震災をより我がこととして考えました。福島県では、いわき市のスパリゾートハワイアンズで温泉やプールを楽しみ、開業当初から大震災まで苦難を乗り越えて全国に知られる存在となった、フラガールの皆さんのすばらしいショーを鑑賞しました。

最終目的地の福島県ブリティッシュヒルズでは本格的なイギリスの歴史的町並みや建物の中で、英会話はもちろん、イギリスの建物、歴史、文化、娯楽を体験することができました。英語でのやり取りに苦戦しながらも、自分に不足している能力を今後の学習に生かそうとする原動力になったと思います。何より4日間とも天気に恵まれました。そして東北各地の方々の優しさに触れました。これは時間を守り、体調管理に努めて過ごしてくれた子どもたちへのご褒美のように思いました。

今まで漠然としか知らなかった東北で、事前学習も含めて子どもたちは全身でたくさんのことを学びました。そして、「東北=被災地」という限定的な見方にとらわれず、東北の魅力を感じました。学びとは未知に出会って考えること。この東北修学旅行ではそれを実践できたように思います。感謝の気持ちを忘れず、子どもたちの今後の人生に生かしてもらえたらと思います。

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