“ROOTS” ~ゴスペルの源流を訪ねて~

 

学年末テストを終えた後の3限目、アメリカアラバマ州から講師としてアンドレ・レイノズル牧師とケンドリック・フィンチャー氏をお招きして、全校でゴスペル体験講座を行いました。

初めにアンドレ・レイノズル牧師からゴスペル誕生の歴史のお話を聞きました。ゴスペルはアメリカの黒人たちが作った英語の歌であり、教会を中心に発展した音楽です。17世紀、アフリカ大陸から奴隷としてアメリカ合衆国に強制的に連れてこられたアフリカンたちは、人間としての扱いを受けられず絶望的な環境下で働かされ、その厳しい奴隷制の中で、自分たちだけで歌って踊って祈れる場を作るようになりました。その中で生まれた歌がゴスペルの原型で、彼らの故郷アフリカの伝統が色濃く反映されたものでした。

1960年代は「公民権運動」の時代です。キング牧師に代表される人たちが立ち上がり、卑劣な人種差別に抵抗し、各地で大規模なデモ行進が行われました。そこには常に「歌」があり、「We shall overcome」や「Oh freedom」などを、老若男女を問わず大合唱しながら行進しました。現在、ゴスペルはもはや「教会の歌」ではなく、多くの人が親しめる神聖で前向きな歌として世界中に受け入れられ、広まっています。

こうした話だけでなく、実際にフィンチャー氏らが、ゴスペルを演奏し歌を披露してくれました。それだけにとどまらず、全校生徒を巻き込んでゴスペルにのせて一緒に歌ったり踊ったり…. 全身を使ってゴスペルを楽しみました。何人かの生徒はステージ上に呼ばれ彼らと一緒に歌ったり踊ったりもしました。

「ゴスペル」の意味は「良き知らせ」と教えてくれました。そして、「この地球上で、世界で一番の良いこと。力を持っているものは愛」であることを幼いときからの経験を踏まえて話されていました。

この2週間ほど学年末テストに向けて、放課後の勉強会やテスト勉強に追われ、今日やっとテストを終えた生徒たち。今日はゴスペルを知る良い機会になっただけでなく、生徒たちにとってはとてもいい気分転換になった一日だったと思います。

 

 

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