西日本豪雨災害支援活動

桜丘中学校ではユネスコ委員会が中心となって駅前街頭募金や、復興支援バザーなどを実施し義援金24万円を集めることができました。この義援金はこの西日本豪雨で大きな被害を受けた真備(まきび)中学校と真備東(まきびひがし)中学校に、全額寄付をしました。その学校から以下のような返事をいただきましたので、ご紹介したいと思います。

 

私立 桜丘中学校長殿

 

拝啓

7月の西日本豪雨による水害に際しまして、ご厚情あふれるお見舞いのお言葉とご支援をいただいたことを、誠にありがたく心よりお礼申し上げます。

ご承知のとおり、7月豪雨は真備地区にも甚大な被害をもたらし、本校生徒の約7割が被災し、家屋にも大きな被害を受け、未だ不自由な生活を余儀なくされております。幸いにも、生徒、保護者教職員の生命は無事でしたが、真備中学校も校舎の2階80cmまで水につかりました。教職員は、酷暑の中、日々復旧作業に追われました。そのような中、皆様からいただきました応援メッセージやご支援すべてに胸が熱くなる思いでした。

2学期からは9月末までは、倉敷芸術科学大学の校舎の一部をお借りして生活しておりましたが、10月からは真備東中学校グランドのプレハブ校舎で、真備東中学と一部教室を共用しながら授業を行っております。生徒は、毎日、遠い道のりをスクールバスや自転車で通学しておりますが、地元

「真備」で学校生活が再開できたことを心から喜んでおります。今回の水害を経験し、被災した、しないに関わらず、教職員も含めて全員が、当たり前に過ごしてきた今までの生活がどんなにありがたいことだったかと、身にしみて感じているところです。まだまだ先を見通すこのできない毎日で、元通りの生活を取り戻すにはまだまだ時間が必要だと思います。様々な面でご迷惑をおかけすることと思いますが、皆様方のご支援を今後の復興の励みに生徒教職員一同邁進してまいりますので、引き続きご協力をよろしくお願い申し上げます。

甚だ簡単ではございますが、まずはご報告かたがたお見舞いのお礼を申し上げます。

倉敷市立真備中学校

校長  齋藤 善紀

 

これからも引き続き、様々な形で支援を続けていきたいと思います。

 

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朝日新聞『声』より