今年度の研修先は沖縄。平和学習の研修旅行先として、広島、長崎、沖縄の順番で毎年行っています。昨年は中止しました。

今年度は、年度末の2021年12月22日~25日(コロナ感染が落ち着いていました)にかけて、石垣島を中心に与那国島、西表島、竹富島、由布島へ行ってきました。参加者(希望者)は事前学習として、ドキュメント映画「海の彼方」をみました。石垣島や沖縄の島々は台湾にルーツを持つ人も多く住んでおり、その多くが戦争をきっかけに沖縄へ移り住むようになったそうです。時代の流れと共に、台湾にルーツを持ちながらも徐々にそれも薄れるようになり、そのような人たちの台湾と日本の間で揺れる心を描いた内容でした。今回泊まったホテルの近くに、映画の舞台となった青果店もあり、より身近に感じました。

八重山平和祈念館では、第二次世界大戦時、沖縄の人々が逃げ込んだジャングルでマラリアにかかり、多くの命が失われ村がなくなってしまった話や体験を見聞きしました。現地では「マラリア戦線」と呼ばれ、教科書等では大きく取り上げられていない戦争の苦しさを感じました。

また、竹富島、西表島、与那国島、由布島は自然豊かな島々でした。島によってはお魚屋さんが存在せず、魚を食べたいときは釣るしかない、という場所もありました。マングローブツアーではガイドの方から海の満ち潮、そして今、木と泥と酸素のバランスが世界で崩れつつあることなど、理科や社会の授業で習ったことを、現実のものとして目撃しました。

とてもきれいな自然と、今に至る歴史と、普段忘れがちな地球に生かされていることを思い出すことができる有意義な旅になりました。子どもたちを送り出して下さった保護者の皆さま、ありがとうございました。